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常磐炭田全盛時代の常磐交通(1955年)



福島県いわき市を中心として路線バスや高速バスを運行する会社「新常磐交通」の前身、「常磐交通」のバス時刻表です。

かつてこの地域は本州を代表する炭坑である常磐炭田のお膝元として大いに栄えました。
ここに紹介した時刻表が発行された1955(S30)年は、戦後斜陽化しつつあった石炭産業が、朝鮮戦争による特需で一時的に勢いを盛り返した時期にあたるのですが、時刻表の表紙にも炭坑住宅とおぼしき四角い建物群に煙突が描かれ、当時の活気が伺えます。



現在のいわき駅はかつて平と呼ばれていましたが、この平駅を中心に北は原町から南は勿来まで、広範囲に路線が広がっていました。

もちろん、長い年月の間に路線はいろいろと変わっているようです。
どこかどう変わったのかということについては、地元の方のほうが詳しいと思いますが、中には浪江など現在報道される機会の多い地名も見られ、こうした資料を通じてそこに人々の生活が息づいていたことに思いを巡らせると、ある種の感慨を覚えずにはおれません。

話を元に戻し、炭坑に関する路線はないかと探すと、湯本~鹿島坑線というのが見えます。もちろん、炭坑が閉山した今日では走っていない路線です。

湯本といえばあの温泉リゾート施設「スパリゾート ハワイアンズ」の最寄り駅。炭坑の斜陽化から生まれた一大観光施設という同施設のなりたちについてはもはや全国的に有名になりましたが、そんなエピソードがリアリティをもって感じられるのではないでしょうか?

ハワイアンズが10月から営業再開-そんなニュースを聞いて、この資料を紹介したくなりました。

(画像をクリックすると拡大します)

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プロフィール

ttmuseum

Author:ttmuseum
「20世紀時刻表歴史館」館長。
サラリーマン稼業のかたわら、時刻表を中心とした交通・旅行史関連資料の収集・研究・執筆活動を行う。

<著作>
「集める! 私のコレクション自慢」
(岩波アクティブ新書・共著)

「伝説のエアライン・ポスター・アート」
(イカロス出版・共著)

「時刻表世界史」(社会評論社)

その他、「月刊エアライン」「日本のエアポート」(いずれもイカロス出版)、「男の隠れ家」(朝日新聞出版)などに航空史関係記事を執筆。

<資料提供>
「昭和の鉄道と旅」(AERAムック)
「日本鉄道旅行地図帳」(新潮社)
「ヴィンテージ飛行機の世界」(PHP)
の他、博物館の企画展や書籍・TVなど多数。

「時刻表世界史」で平成20年度・第34回交通図書賞「特別賞」を受賞。

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